・・・そう言えば、最近「感情のない子供」が増えてきている事と、「自己完結型」の大人が増えてきている事は、無関係ではないように思えます。
というか、かなりの共通点があります。
小さい頃から親の言う通りに育ってきて、おそらく成績も良くて、言われた通りには出来るけど、自分の意思があまりない、自分がどうしたいかもよく分からない、自分という人間が分からない、よって自分自身を客観視できない・・・。
他者の気持ちを汲み取ることが極端に苦手、人の気持ちが本当に分からない、理解できない、
インプットのみで育てられたから、アウトプットするのが極端に苦手・・・
・・などの特徴があります。
余談ですが、私の娘は性格的に喜怒哀楽がはっきりしていて、要求も常に明確なタイプです。
例えば、我が家のクリスマスツリーに電飾をつけると、「わ～！キレイ！」と感激し、
夜空に大好きなお月様がくっきり見えると「わ～！キレイ！」と感動するといった具合です。
まぁうちの娘は喜怒哀楽の「怒」の部分も強いので、そこに手を焼いているわけですが^^;。
・・でも周りの最近の子供たちを見ると、何を見ても感動しない、無表情で感情がないように
思える子供が増えてきているように見受けられます。
最近の子供たちのこうした傾向と、自己完結型の大人が増えてきている事は、どう考えても無関係ではなく、それどころか明確に繋がっているように思えるのです。
そう言えば、最近の若い社員は上司や周りから何を求められているのか分からない困った若手社員が増えているようです。
びっくりするほど常識がなかったり、態度は大きいのに当たり前のことが出来なかったり・・・。
本当に言われた事しか出来ないし、やろうとしない。
見て見ぬふりをしているのではなく、おそらく本当に気付いていない。
周りのためにという発想がなく、自分を守ること(自己保身)しか考えていない。・・・
主にゆとり世代以降に見受けられますが、それがゆとり教育のせいとも思えません。
人と人とのコミュニケーションの基本なので、教育カリキュラムがゆとり教育か詰め込み教育かはほとんど関係ないと思うのです。
親の育てかたや価値観もありますが、もっと言うと今の社会全体（が抱える問題）が、こうした若者や子供たちを増やしてしまったのかなとも思います。・・・
・・・この話を書き始めると長くなるので、それはまた別の機会にゆっくり考える事にします。（？）
・・さて、「自己完結型の人が婚活でうまくいくようにするにはどうすれば良いか？」に話を戻します。
今まで自己完結型で生きてきた人が、これから自分自身を変えようとするのは正直至難の業かも知れません。
でも、どうすれば良いのかを最後に書かないと、問題を提起したままでこの記事を終えることは
出来ないので、最後に書こうと思います。
自己完結型の人が「他者配慮型」・「自己客観視型」に変わるためにはどうすれば良いか？
答えは単純です。
つまり、最初に書いた「自己完結型の人の特徴」と真逆のことを目指せば良いのです。
自分の考えや感想はいったん脇に置いて、まずはお相手への気遣いと配慮をする。
自分がどうこうより、どうすれば相手に喜んでもらえるか？楽しんでもらえるか？をいつも
考えながら会話する、行動を共にする。
自分がお相手をどう思うか？よりも、自分がお相手からどう思われているか？について常に考える。
外見、受け答え、話し方、表情、仕草など、相手に好印象を与えられるように工夫する。
お相手への不満は一旦脇に置いて、前向きにお相手の良い所を探してみる。
（話しやすい、優しそう、誠実そう、真面目、など誰にでも良い所は必ずあるはずです。）
自分の欠点を含めて、自分自身を客観視してみる。（客観視できるよう努力してみる）
全体の中での自分の立ち位置や、自分が人からどう思われているか？について客観的に見てみる。
「言わなくても分かる、伝わる」なんてあり得ないことを理解して、大切なことは必ず
「言葉にして相手に伝える」。
言葉にして伝えなければ、相手には伝わらないと心得る。
人からのアドバイスを謙虚に受け取り、自分に欠けている部分を指摘してもらえたら
そこを補う（埋める）努力をする。
人の話を聞き流さない。他人事ではなくしっかりと自分の事として聞くこと。
大事な報告・連絡・返信はクイックレスポンスですぐにやること。
（報告、連絡、返信が遅れたら相手がどう思うかを考えれば、おのずと出来ることです。）
こうしたことを１つずつ改善して、正（プラス）のスパイラルに変えていきましょう。
・・とはいえ、いきなり全てを変えようとするのはさすがにハードルが高いと思いますので、
まずは好きな本や映画の感想、感動した部分を言葉にして人に伝えてみる
美味しいものを食べたり綺麗なものを見たら、美味しさや感動を言葉にして伝えてみる
つまり、自分の中で完結させず、誰かと感動を共有しようとしてみる
・・そんな事から始めてみてはいかがでしょうか？
今から自分が生きてきた根本的な部分を変えるというのは至難の業かも知れませんが、
これは婚活に限った話ではなく、人間関係全般における基本的かつ最も重要な部分なので、
「自己完結型」→「他者配慮型」「自己客観視型」に変えることが何より最優先事項です。
はっきり言って、婚活以前の「人として・・・」の問題なのです。
まずはここを変えずして、婚活の成功はあり得ない！と心得て、是非頑張って頂きたいです。
応援しています！！