Lesson7 幸せの定義は?!

これはあくまで私個人の考えですが・・・、

「結婚したら幸せになれる」とか「子供ができたら幸せになれる」とか、そういう事ではないと思うんですよね。
人生って、そんなに単純なものではないと思うのです。

某ドラマのように「100%結婚できます!」と謳うことは出来ても、
「結婚すれば100%幸せになれますよ」とは、誰も言えないのです。

「結婚」や「子供」に自分の幸せを求めるという事は、「相手に幸せにしてもらおうとしている」、つまり相手に依存しているという事になるのではないかと。

今幸せなのかそうでないのか、決めるのも本人次第だと思うのです。

つまりある出来事に対して、幸せを感じられるか感じられないかはその人次第。

どんなに大変な状況に置かれていても、日々の些細な出来事に幸せを感じられる人、今手にしている幸せを大切に出来る人もいます。

逆にどんなに恵まれていても、不満だらけで幸せを感じられない人もいます。

「幸せ」ってお金とかモノとか条件で決まるものではなく、その人の「心」で決まるものだと思うのです。

定義がないからこそ「愛」とか「幸せ」は難しいのだと思います。

今現在幸せな人(自分で幸せを感じられる人)は、結婚しても幸せだし、子供ができても幸せだと思います。むしろ結婚していなくても、幸せなのだと思います。

逆に今幸せじゃない(と思っている)人は、幸せじゃないと思ってしまう思考パターン(ネガティブ、粗探しなど)が自分の中にある限り、どんなに良い出来事があっても幸せを感じられないんじゃないかと。

今手にしている幸せは、徐々に当たり前になり忘れてしまいがちです。

今手にしている幸せこそ、忘れないよう大切にしていきたいものです。

私たちは、今手にしているものはすぐ忘れてしまうのに、欠けているものばかりすぐに目に付いてしまいがちです。

でも、今手にしているものと欠けているもの、どちらもノートに全部書き出してみれば、今手にしているものの方がきっと多いはずです。

そうであれば、やっぱり「幸せ」なんだと思います。・・・

・・・そんな事を漠然と考えてた時、私はこの文章に出会いました。

※下記は、佐々木正美先生の著作『「育てにくい子」と感じたときに読む本』
より(本文そのまま)抜粋させて頂きました。
あまりにも素晴らしい内容で、私は深く深く感動したので皆さまにも
是非ご一読いただきたく、ここに紹介させていただきます。

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『幸せに見える人は、誰かを幸せにしている人』

・・まず人間の幸せについて少し考えてみたいと思います。

わたしたちはもしかすると、自分の幸福は「自分だけ」の幸福なのだと、
思いちがいをしてきたのではないでしょうか。

自分をたいせるにするということは、「自分だけ」をたいせつにすることだと
そう思ってしまったのではないでしょうか。

人間関係は、相互依存関係です。
ですから、自分だけで自分自身を幸福にすることはできないのです。

わたしたちはみな、人間関係の中でしか幸福になることはできません。

周囲の人が不幸で、自分だけが幸福なんて、そんなことはありえないのです。

自分のことしかたいせつにできない人は、みな孤独になってしまい、
いつしか心を病んでいきます。

他者をたいせつにできない人は、自分の人生をも無為なものにしているのです。

幸せそうに見える人は、必ず「誰か」を幸せにしている人です。

それは自分の家族である場合もありますが、ボランティアとして
助けている貧しい国の子供だったり、スポーツ選手なら応援してくれる
ファンだったりもします。

どんなにすばらしいホームランを打っても、喜んでくれるファンや
チームメイトがいなければ、うれしくなんてないでしょう。

どんな大金持ちになったとしても、孤独で誰も信じる人がいなければ、
幸福になどなれるはずがないのです。

幸せにはいろいろな形はあるでしょうけれど、
「この人を幸せにしたい」という人をしっかりもつことでしか、幸せを
つかむことはできないということだけは共通のことです。

やめなさいと言われても、人は人を幸せにすることをやめられないのです。

誰かを幸福にしないことには、自分が幸せになれないのですから。

それが人間の原点だとわたしは思っています。

お母さんたちは結婚するまえ、伸び伸びと自分の時間を生きてこられた
ことでしょう。
お金もあり、自由もあり、おしゃれもして、楽しく生きてきたことと思います。

それが、子どもができたとたん、変化してしまったかもしれません。

自分の人生を、誰かのために犠牲にしているように思ってしまうときも
あるかもしれません。

けれど、そうではないのです。

子どもを育て、子どもを幸せにすることで、お母さん自身が幸せに
なっていくのです。

夫をたいせつにすることで、夫からもたいせつにされるのです。

親をいたわることで、子どもからもいたわられるのです。

人間とはそのような存在なのだと、あらためて認識していただきたいと思います。

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・・・いかがでしたでしょうか?

何度読んでも毎回感動しますし、その都度新しい気付きがあるというか、深く考えさせられる内容です。

婚活中の皆さまも、「私はこうなりたいんです」「私は、私は・・」と自分の考えだけで走るのではなく、

いつかは「この人を大切にして、幸せにすることが私の幸せなのだ」と自然に思うことが出来たら・・・、

それは本当に幸せなことだと思いますし、素敵なことですよね?

育児に追われて気持ちに余裕がなくなりがちな私自身にも、この内容は
かなりズシンと響いています。

「主人を、娘を、息子を幸せにすることが私の幸せなんだ」
そんな風に思えたら、毎日大変な子どもたちのお世話も日々の家事にも
いつも幸せを感じられますからね。(‘-^*)

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