私がlinoに入会したのは34歳のギリギリ最後、あと1週間で35歳になるという時期でした。
35歳というと、一般的には女性が結婚を焦りそうな年齢ですが、私の場合不思議と焦りはほとんどありませんでした。
かといって余裕だったというわけでもなく・・。
では、当時の自分は何を思って婚活を始めたのか?振り返ってみると、
「とにかく婚活のプロセス自体を楽しもう!」と考えていました。
今思うと信じられないほど、当時はポジティブだったと思います。
自分から積極的にお申し込みをしていましたし、お見合いでの会話そのものを楽しんでいました。
会話が弾んで、お見合いの目安時間をはるかに過ぎてしまった事もありました。
(婚活で初回のお見合いから多く話し過ぎるのは、 お互いお腹いっぱいになってしまうのであまり良くないそうです)
お見合いの段階では結婚はまだ意識せず、とにかく「一期一会」の精神で、お相手は
「婚活をしなければ出会えなかった人」
なのだから、せっかくその方とお話し出来る機会なので、まずは会話を楽しもうと思っていました。
最初から余り深く思い詰めずに始めた、つまり最初から期待し過ぎなかったおかげで、何のプレッシャーを感じることもなく最初から最後まで楽しみながら活動することが出来ました。
その結果、自分の期待をはるかに上回る素敵な男性と出会えて、迷わず結婚を決めることが出来ました。
婚活を始める時点での期待値を低めに抑えておくこと、これは意外と重要なのかも知れません。
(それについては、某女優さんの言葉を引用して後述しますね。)
最初から自分で自分に高すぎるハードルを課す必要はないのです。
婚活を始める段階で、「絶対に理想の結婚をしなきゃいけない」と、自分で自分を追い詰めてはいないでしょうか?
先程も書きましたが、 私の場合、あまり多くを望まず期待し過ぎずに婚活を始めました。
(こう言うと誤解されそうですが・・)
何人かの方とお見合いもしましたが、結婚はひとまず先の話として、その場の会話を楽しむことができました。
お相手は婚活していなければ会えなかった人であり、聞けなかった 話ばかりなので、これはある意味貴重な機会だと思っていました。
深キョン(女優の深田恭子さん)が以前何かの番組で言っていたのをよく覚えているのですが、
「初めて会う人を、最初からあまり良く思わないようにしている」と。
「そうすると、その人の良い所が見えるともの凄く良い人に思えて嬉しくなり仲良くなれる」と言っていました。
周りの出演者たちは笑っていましたが、誰からも愛される深キョンのほんわかしたお人柄が伝わってきますよね。
・・でもこの深キョンのコメントは、真理を突いていると思うのです。
お相手について最初の期待値を低めに抑えておけば、良い所が見えるたびに加点式にお相手の印象が良くなっていくのではないかと。
最初から自分の理想を掲げて、相手に自分の理想を当てはめては些細な事が気になってきて、減点式にどんどん印象が下がっていき、終了してしまう・・・これは減点式で自滅する典型的なパターンです。
最初から相手に期待し過ぎたり、いきなり距離を縮めようとするのはかなり危険なことです。
お見合いは、自分の思い込みだけでは成立しません。
「結婚(婚活)はお相手あっての事」
お相手に自分の理想を勝手に当てはめてジャッジするのは、単なるエゴであり、ひとりよがりの勝手な思い込みです。
・・そんな当たり前のことをあえて書かなければならないほど、最近の世の中は(これは婚活に限らず全般的に)
自己愛とエゴの強い人、
ひとりよがりの思い込みが強い人
自分と他人の違いが分からない人
・・が増えているような気がします。
そういう人は、見た目は立派な大人でも、仕事はしっかりこなしていても、精神的に成熟していない、未熟な子供という場合があります。
こういう大人子どものことを、「問題児さん」と呼ぶことにします。
「問題児さん」については、別のテーマで詳しく書こうと思います。