周りの目や、親からのプレッシャー、年齢、等々が気になって 「何となく」婚活を始めて、漠然としたまま「何となく」活動を続けている方も少なからずいらっしゃるようなので、あえてその方たちに向けてこの記事を書いています。
「何となく」で始めたまま、「何となく」続けてて気づいたら、
◯年経ってしまったとか、「何となく」やめてしまったとすれば、何とももったいないなぁと思ってしまいます。
「何となく早慶くらいには入りたいな」と思って勉強をしても、実際に早慶クラスの大学に受かることは難しいでしょう。
「何となく大手がいいから」という理由で就活をして大手ばかり何社も受けても、おそらく内定はもらえないでしょう。
それと同じで、
婚活でも「本人のやる気」と、「真剣(真面目)な気持ち」と「そのための努力と行動」が伴わないかぎり、成婚は難しいと思うのです。
婚活は ”Time is Money”
過ぎてしまった時間は、後悔しても二度と取り戻せないのです。
「何となく」婚活を始めた方、「何となく」続けてしまっている方、あるいは「何となく」やめてしまった方々へ・・・。
周りからどう思われるかではなく、周りと自分を比較するのでもなく、ご自身の心にいま一度問いかけてみて下さい。
「本当に結婚したいですか?」
「(結婚後は)本当に子供がほしいですか?」
・・・・・
結婚と出産(二人)の両方を経験した者として言えることは、
結婚して良かったことは沢山ありますし、幸せも増えますが、
結婚して(あるいは子供が出来て)失うものも必ずあります。
例えば、ひとりの自由な時間、場合によっては住み慣れた環境であったり、状況によっては長年続けてきた仕事を辞めなければならないといった事もあるかも知れません。(これ全て私自身のことですが・・)
私の友人は、
「育休明けに1年ぶりに職場復帰したら、やっと1人で落ち着いてご飯が食べられた」
とか、
「通勤電車が自分の 時間になり、切り替えが出来てラクになった」
とか、
「職場復帰が待ち遠しい!はやく復帰したい」
などと口を揃えて言っていましたが、それだけ子育ては大変な仕事ということです。
私はいまだに、0歳の息子の離乳食3食と3歳の娘の食事3食と主人のお弁当と晩ご飯作りに追われて、自分はキッチンで立ったまま急いで食べるような生活が続いてます・・・苦笑。
基本的に「何も失わずして、何かを手に入れることは出来ない」
私はそう思っています。
私が大好きで、ディスク(しかもブルーレイ)まで買ってしまった 映画「LA・LA・LAND」でも、あんなに理想的でまさに夢のような運命の相手と出会えて素敵な恋愛が出来たというのに、お互いが本当の夢を叶えた時に、一緒に居る事は叶わなかったのですから・・・。
本当の夢を叶えるのは、そんなにたやすいものではないということ。
二人があの時離れなければ、二人とも夢が叶っていなかったかも知れません。
運命の相手と別れてしまっても、長年の大きな夢が叶ったのだからやはり二人は幸せなんだと思います。
・・・そんな風に勝手に想像しながら、思いを巡らせていました。
逆に、二人とも夢が叶って最後に二人が結ばれるという安直なハッピーエンドだったとしたら、この映画は昔のアメリカ映画にありがちな駄作になっていたと思います。
最後に彼が(寂しさを打ち消して)彼女にエールを送るかのような微笑みが、何とも言えない余韻を残す素敵なラストシーンでした。
※・・何だか映画レビューみたいになってしまいすみません。
しかもまだ映画を観てない方には完全にネタバレですみません!
結婚はおそらく大学受験よりも就活よりも大切な、人生最大のイベントになると思います。
しかも本人同士だけでなく、お互いの家族を巻き込んでの事なので、自分たちの思いだけで簡単に決められるはずがありません。
「婚活」という言葉が流行語から標準語になり、今や気軽に語られるようになりました。
昔だったら婚活してるなんて知られたら恥ずかしかったので隠してたと思いますが、今では若い20代の男女が「婚活中」と堂々と宣言してたりします。
「婚活」という言葉自体がすごく身近になり気軽に語られるようになったせいなのか、「結婚」の意味まで何だか軽くなってきているような気がするのは、気のせいでしょうか・・・?
結婚のメリットばかりではなく、結婚によって失うものについても、あらかじめしっかりと考えておいた方がよいと思うのです。
その上でトータルで考えて、「結婚したいのか?」「あるいはしない方が良いのか?」
そうしておけば、少なくとも「こんなはずじゃなかったのに」という事態は防げるはずです。
今のご時世、「結婚しない」という選択も全然アリだと思います。
結婚するもしないも、貴方の自由。
・・だとすれば、人生で一番大きな(重要な)決断をする前に、
「自分で自分自身を冷静かつ客観的に見れるかどうか?」が重要になってきます。
特に子供を育てるというのは、想像以上にもとても大変なことです。
仮に、女性がかなり年上の男性と結婚したケースについて考えてみましょう。もし男性が55歳のときに子供ができたら、子どもが5歳のときに定年退職を迎え、その後大学受験まで14年もありますが、年金とシルバーパートの収入程度でやっていけるのかどうか?
石田純一なら心配いらないと思いますが、サラリーマンの収入はある程度先が見えています。
・・自分を客観的に見るというのは、つまりそういうことです。
それと、(昨今では何かとデリケートな話題ですが)子供について。
子供を産むのは、ほんとうに素晴らしいことです。自分たちから一つの新しい命が生まれて、一人の人生が始まる・・・、それってよく考えるとほとんど奇跡みたいな、ものすごいことだと思うんです。
それと同時に、親はとても大きな責任を背負うことになります。
「なんとなく歳も歳だし、結婚したいし、子供も二人欲しいし、だから何となく婚活始めてみたんですけど・・・」
というスタンスの方は、まだ結婚も子供も具体的にイメージが出来ていないし、まだ真剣に考えてもいないのだと私は思います。
「結婚できない人生なんてイヤだから」・・・
「子供がいない(と人に思われる)人生はイヤだから」・・・
これらは全て「人から自分がどう思われるか」が基準になっているので、このままでは「自分の自己愛を満たすための結婚」(あるいは子供)になってしまわないかと、それが心配です。
自分の本心よりも「人からどう見られるか」を気にし過ぎてはいませんか?
(日本人は特にその傾向が強いような気がします。例えば自分の本当の気持ちを抑えて周りに合わせたりとか・・・)
婚活はお相手と向き合うことですが、同時に自分自身と向き合うことにほかなりません。
「お相手は自分の写し鏡」
つまり、お相手に対してあなたが思う事は、よくも悪くもあなた自身にも当てはまることが非常に多いのです。
(お相手もあなたについて同じように思っているという事です)
・・最後に、補足ですが婚活での初期費用と活動費について。
自分の趣味や習い事、資格(検定)取得には「自己投資だから」と惜しまずお金を使っているのに、
婚活に関しては「結果が全てで、結婚できなければ無駄で損する」という意識の方も少なくないように思います。
でも、趣味や習い事や資格の勉強は、発表会や合格など結果だけ求めるのではなく、その過程(プロセス)を楽しむものですよね?
それと同じで、婚活も「自己投資」の1つだと考えて、最初から結果だけにこだわらず、そのプロセスを楽しんでいきたいものです。
例えばメイク、表情の作り方、異性との出会いと会話、などなど、婚活の全てが、自分磨き、自分の魅力アップに繋がっているはずです。
これって女性にとって、すごく貴重な自己投資だと思いませんか?!
婚活も「自分磨きのレッスン」だと考えれば、成婚するかしないかの結果に囚われることなく、そのためにかけた費用は無駄にならないはずです。
せっかく決意して始めた婚活ですから、これから「自分磨きレッスン」を有意義に過ごしていきましょう♪