今は一人ひとりの個性が尊重される時代。
個性的な趣味やセンス、嗜好を持つ人は男女ともに増えており、それ自体とても興味深くもあり私も良いことだと思っています。
個性的な趣味やマニアックな趣味のエピソードは、合コンでは話のネタとして盛り上がるかも知れませんが、それは大勢集まってワイワイやる合コンだからの話です。
珍しい話題ほど「へぇ~何それ?!」と食いつかれて、その場では盛り上がるかも知れません。
でも、そういった個性的でマニアックな趣味のエピソードを、婚活のお見合いでの持ちネタにするのは正直お勧め出来ません。
こと婚活においては、男女ともに「個性」はなるべく封印して、なるべく無難に、万人受けすることを目指すした方がうまくいきやすいです。最初のうちは八方美人でも良いので、まずは「誰からもモテる人」を目指しましょう。
最初の段階では、まず「より多くの異性から良いなと思ってもらえるようにする」ことが大切なんです。
「結婚相手は一人なので、その一人にだけ好かれれば良い、その他の人には好かれても仕方がないし、タイプでない人に好かれても困るし」
・・・もしこんな風に考えているとしたら、婚活ではうまくいかないのです。
もちろん結婚相手は一人です。
でも、いきなりそのお相手と出会えるとは限りません。
本命のお相手と出会う前に、あなた自身もお見合い(の流れ、会話、やり取り)に慣れておき、緊張せずに自信を持って本命さんとのお見合いに臨めるようにしておいた方が良いのです。
就活の面接でも、本命の面接の前に何社か面接を受けておくと、面接の流れが掴めて初めての時よりは自信を持って面接に臨めるのと同じですね。
つまり、何ごとも経験なのです。
最初からいきなり本命の一人を想定してしまうと、ものすごく視野が狭くなってしまい、可能性も選択肢も狭めてしまうことになりかねません。
それに、あなたが本命だと思っているお相手像、条件、タイプは、単なる思い込みかも知れないのです。
もしかすると、そうではない人(つまり今までタイプだと思っていなかった人)が本命、つまりあなたと結婚するのに相応しいお相手であるかも知れないのです。
今までお付き合いしてきた男性と結婚に至らなかった女性は、特にその可能性が高いと言えます!
今まであなたが好きになった人(タイプの人)は、単に楽しいお付き合いだけなら良くても、結婚には向かない相手だったのかも知れません。
いきなり視野を狭めることはせず、まずは広~く全体を見渡すような気持ちで、
一人ではなく、まずは多くの異性から良いなと思ってもらうこと。そういう自分になる(あるいは近づく)ことから始めましょう。
そうしてご縁のあったお相手が、結婚相手として相応しいかどうかを考えるのは、後々ゆっくりじっくりと考えれば良いことです。
※<後編>に続く